中日韓はプラスの連動を繰り広げ、共通利益を拡大すべき

人民網日本語版 2022年06月16日14:39
中日韓はプラスの連動を繰り広げ、共通利益を拡大すべき

外交部(外務省)の15日の定例記者会見で、汪文斌報道官が中日韓協力国際フォーラムに関する質問に答えた。

【記者】14日に韓国で「中日韓三国協力国際フォーラム2022」が開催され、中日韓の外相がそれぞれ祝辞を寄せたことに我々は注意を払っている。これに関する状況を教えていただけるか。中国側は三国協力に何を期待するか。

【汪報道官】「中日韓三国協力国際フォーラム2022」が14日、オンラインとオフラインを組み合わせた形で開催され、中国の王毅国務委員兼外交部長(外相)、韓国の朴振外相、日本の林芳正外相が開会に祝辞を寄せた。中日韓の外相は、三国は隣国及び重要なパートナーとして、相互信頼を増進し、団結・協力して、地域の安寧、経済回復、国民間の友好に、さらに多くのプラスのエネルギーを与え、中日韓協力の前向きな発展を推進し続けるべきとの考えで一致した。フォーラムには中日韓の政界、経済界、学界の著名人が出席し、張平・元全国人民代表大会常務委員会副委員長が開会式で基調講演を行った。中日韓の関係者は「未来志向の中日韓三国協力――恒久の平和、地域の繁栄、共通の文化的価値」というテーマのもと、踏み込んだ議論を行い、協力の制度化の強化、包摂的成長の推進、文化交流の促進などについて提言した。

中日韓は互いに隣国であり、重要な発展のパートナーであり、三国協力は始動から20年余りにわたって、東アジアの平和と安定の維持、地域経済協力の先導、世界の発展と繁栄の促進に積極的な役割を果たしてきた。今年は中韓国交樹立30周年、中日国交正常化50周年にあたる。地域の重要国、世界の主要なエコノミーとして、中日韓は相互信頼を増進し、プラスの連動を積極的に繰り広げ、中日韓の長期的な平和・友好・協力という親善のメッセージを対外発信し、共通利益を拡大するべきだ。デジタル経済、グリーン開発、公衆衛生などの分野で、協力のパイを大きくし、民心の通じ合いを促進し、中日韓の民衆、特に青年を相互理解と友好へと導き、前向きで安定した、健全な社会的雰囲気を醸成するべきだ。

中国は日韓と共に、三国及び地域の人々の根本的・長期的な利益の観点から、パートナー精神を堅持し、中日韓協力の前向きな発展を推進し、より安全かつ安定し、開かれた繁栄する北東アジアの構築に協力し、助力することを望んでいる。(編集NA)

「人民網日本語版」2022年6月16日

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