給油機「運油-20」、演習・訓練で支援・保障能力を全面的に検証

人民網日本語版 2022年08月29日11:25
給油機「運油-20」、演習・訓練で支援・保障能力を全面的に検証
8月26日、「空軍航空開放イベントならびに長春航空ショー」が吉林省長春市で開催された。写真は「運-20」。(撮影・富田)

中国空軍の給油機「運油-20」の楊明輝操縦士は27日、長春で開かれた「空軍航空開放イベントならびに長春航空ショー」の記者会見で、「『運油-20』は中国の新世代空中給油機であり、効果的に航空兵作戦の範囲を広げ、制空時間を延ばすことができる。配備以来、演習や訓練への参加を重ね、実践的訓練の中で支援・保障能力を全面的に検証し、『空中戦力増幅器』としての役割を果たしてきた」と述べた。中国新聞社が伝えた。

楊氏は「任務上の必要性に基づき、『運油-20』は給油状態と輸送状態を切り換えることが可能で、『運-20』と同様の作戦任務を担うことができる」とした。

楊氏は空軍の輸送機「運-20」部隊の飛行大隊長でもあり、「運-20」を操縦して任務を遂行した経験も披露。「2020年4月から、空軍『運-20』部隊は海外支援の新型コロナ対策物資・ワクチン輸送任務を担い、東南アジア、中央アジア、アフリカの数10ヶ国に計10数回にわたりワクチンと物資を輸送して、世界の新型コロナ対策に積極的に貢献してきた。また、我々は国際人道支援、海外輸送などの任務を計数10回実施した」と述べた。楊氏によると、今年1月のトンガでの火山噴火の10日後、同部隊の操縦士は緊急支援物資と復興支援物資計30トンを積んだ「運-20」を操縦。夜間に出発し、昼夜兼行で、初めて赤道を越え、日付変更線を越え、太平洋上空の強い対流や火山灰などの不利な影響を克服し、片道1万キロメートル以上を飛んで南太平洋西部に到着し、中国国民の厚い情誼を迅速にトンガに届けて、国際社会からも国内からも称賛された。(編集NA)

「人民網日本語版」2022年8月29日

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