中共中央は24日午前、記者会見を行い、第20回党大会報告について解説した。新華社が伝えた。
第20回党大会報告は、質の高い発展が社会主義現代化国家の全面的な建設における最重要任務であることを指摘したうえで、これが中国式現代化における本質的要請であることを強調した。
中央改革全面深化委員会弁公室通常業務担当副主任、国家発展改革委員会副主任の穆虹氏は「新たな時代に入り、すでに我が国の社会主義における主要な矛盾は、日々高まりを見せる人々の素晴らしい生活に対する需要と不均衡で不十分な発展との間における矛盾へと変わってきており、発展における矛盾と問題の多くは、発展の質により現れるようになっている」と指摘した。
穆氏は、「中共中央は新たな発展理念の貫徹と質の高い発展の推進を強調した。これは現代化建設の全局に関わる深い変革であり、今後は単なる総生産額の増加率によって勝者を決めるのではなく、イノベーションを最大の原動力とし、協調を内生的特徴とし、グリーンを普遍的形態とし、開放を必須の道とし、共に享受することを根本的目標とする質の高い発展を実現する必要があるということである」と指摘。
「従って、第20回党大会報告は質の高い発展を明確に社会主義現代化国家の全面的な建設における最重要任務とし、発展の質の全局的・長期的意義を一層明らかにした」とした。
穆氏は、質の高い発展の推進について第20回党大会報告の示した戦略計画として(1)新たな発展構造の構築を加速する(2)革新駆動型発展戦略を揺るぎなく実施し、イノベーションから原動力を得る(3)高水準の社会主義市場経済体制を構築し、改革から活力を得る(4)農村振興を全面的に推進する(5)地域の協調ある発展の推進に力を入れる(6)高水準の対外開放を推進することを挙げた。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年10月25日