外交部(外務省)の9日の定例記者会見で、毛寧報道官が世界経済の成長に対する中国の寄与率に関する質問に答えた。
【記者】国家統計局がこのほど発表した報告書によると、過去10年間の世界経済の成長に対する平均寄与率で中国は世界首位となった。世界経済の状況の不安定性と不確実性が高まり、特に新型コロナウイルス感染症のパンデミックによる打撃の中、中国経済が安定的成長を維持していることは、世界経済の回復への貢献となっている。関連状況について、さらに紹介していただけるか。
【毛報道官】過去10年間、中国経済の平均成長率は6.6%で、世界の主要なエコノミーをリードし、同期の世界平均の2.6%、発展途上国平均の3.7%を大きく上回った。世界経済の成長に対する中国経済の平均寄与率は38.6%にまで達し、G7諸国の合計を上回った。昨年の世界経済に占める中国のGDPの割合は18.5%にまで達し、10年前を7.2ポイント上回った。昨年の中国の対外貿易総額は6兆9000億ドル(1ドルは約145.4円)に達し、10年前と比べて56.8%増加し、中国は安定して世界第2位の経済大国、世界最大の貿易大国であり続けている。
長期的好転という中国経済の基調に変わりはなく、中国の開放の扉が閉ざされることはない。中国は引き続き開放・包摂、互恵・ウィンウィンの原則を堅持し、高水準の対外開放を絶えず拡大し、発展のメリットを世界と共有し、世界経済の力強く、持続可能で、均衡の取れた、包摂的な成長のために、さらに多くのプラスのエネルギーを注ぎ、貢献していく。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年10月10日