国務院新聞弁公室の8日の記者会見で、中国の新型コロナウイルス起源解明研究状況について、中国疾病予防管理センターの周蕾研究員が説明した。中央テレビニュースが伝えた。
周研究員は「当時、武漢で中国が外国と中国の合同専門家チームを含む科学者らと起源解明に向けた共同研究を行う過程で、中国側の科学者は科学・公開・客観・透明という作業原則に基づき、初期症例情報を含め掌握した全てのデータと資料を共有した。これには、初期に武漢で呼吸器系感染症を患い、新型コロナウイルスに感染していた可能性がある、または疑われる7万6000人余りの症例資料も含まれており、これらをすべて共有し、踏み込んだ共同分析・研究を行った。当時の結果は、専門家チームによって確認済みだ」と指摘。
「起源解明に向けた第1段階の共同研究の過程では、科学的かつ全面的という姿勢に基づき、実験室からの漏洩の可能性も調査設計段階で考慮された。この点を研究するために、武漢滞在中に、合同専門家チームは武漢の複数の実験室に対して視察調査と研究を行い、踏み込んだ意見交換も行ったうえ、当時実験室内にいた学生を含む実験室スタッフの全ての健康モニタリング資料、可能な受診・臨床資料の調査・分析も行った。どの方面においても、起源解明に向けた第1段階の共同研究の過程において、研究結果とデータはいかなる隠蔽も留保もなく、完全に共有された」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年4月10日