孫衛東外交副部長(外務次官)と日本の山田重夫外務審議官は22日、東京で第17回中日安全保障対話を開催した。外交部(外務省)ウェブサイトが伝えた。
双方は、各々の外交・安全保障理念と防衛政策を説明し、関心を共有する広範な議題について踏み込んだ意見交換を行った。双方は、隣国であり国際的・地域的な重要国である中日は、対話と意思疎通を強化し、摩擦や意見の相違を適切に管理・コントロールして処理し、相互信頼の増進と協力の推進に共同で尽力し、新しい時代の要請にふさわしい建設的で安定した中日関係の構築に関する両国首脳間の重要な共通認識を実行に移し、地域と世界の平和・安定と発展・繁栄のために一層の貢献を果たすべきとの考えで一致した。双方は、両国防衛当局間における海空連絡メカニズムの下で緊密な連絡を保ち、できるだけ早期にホットラインの運用を開始することを決めた。
中国側は、グローバル安全保障イニシアティブなどの政策と主張を全面的に深く詳しく説明し、日本が軍拡を推進し、防衛・安全保障政策文書において「中国の脅威」を誇張し、周辺地域において域外勢力と軍事・安全保障分野で結託を強化し、台湾地区や南中国海など中国の核心的及び重大な利益に関わる問題において絶えず否定的な動きを見せていることに、厳正な立場と重大な懸念を表明した。日本側に対して、過ちを正し、認識を正し、平和的発展路線の堅持、「一つの中国」原則の厳守という約束を実際の行動によって果たし、中国側との建設的な安全保障関係の構築に尽力するよう求めた。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年2月23日