野生のアジアゾウが麻薬取締でお手柄！

道路を通過するゾウの群れ（写真提供・西双版納辺境管理支隊）。

雲南省西双版納（シーサンパンナ）辺境管理支隊勐満辺境派出所はこのほど、野生のアジアゾウ4頭が管轄区域内の村付近を移動していると通報を受けた。中国新聞網が伝えた。

そして4頭のアジアゾウが道路を通過した際、1頭が急に立ち止まり、鼻を使って草の中の匂いをかぎ、鼻で1つのバッグを拾い上げて放り投げ、さらに頭を上げて興奮したような声を上げた。

ゾウが去った後に警察官が現場に駆けつけて、投げ出されたバッグを調べたところ、中には服が数枚と食品が入っていた。そして黄色の服にはテープでぐるぐる巻きにされた2.8キログラムのアヘンが隠されていた。

情報によると、同支隊は昨年8月にもアジアゾウの「手引き」で、違法出境しようとした5人の逮捕に成功したことがあるという。（編集YF）

「人民網日本語版」2023年8月23日