雲南省普洱(プーアル)市寧洱哈尼(ハニ)族彝(イ)族自治県のアジアゾウ監視員がこのほど、野生アジアゾウの群れを追跡調査し、エサを探したり、眠ったりする様子を撮影した。映像には、年齢がほぼ同じとみられる子ゾウ2頭が仲良く眠る様子も映っていた。人民網が伝えた。
勐先鎮林業・草原サービスセンターの李増貴主任は、「この群れは8頭で構成されており、うち3頭は子ゾウで、最年少は約1歳、他の2頭は約3歳とみられ、姉と弟だと思われる。普段はいつもじゃれ合って遊んでおり、とても仲がいい」と説明した。
勐先鎮では、数年前から生態保護に力を入れており、それによってアジアゾウのエサとなる植物などが増えたことで、この地域にやって来る野生アジアゾウの個体数も増加し続けている。今回撮影された8頭の野生アジアゾウは、今年初めて寧洱にやって来た群れとみられる。このため、現地林業当局は、追跡監視体制を強化し、警報を適宜発令して住民とゾウの安全確保に努めている。(編集KM)
「人民網日本語版」2023年3月3日