第9回中国国際ナノテクノロジー会議が北京で開催
中国科学院によると、国家ナノテクノロジーセンターが主催する第9回中国国際ナノテクノロジー会議(ChinaNANO 2023)が26日、北京市で開幕した。世界トップレベルの学者6人が会議で特別招待報告を行い、500人余りの著名科学者が15会場で招待報告を行い、ナノテクノロジー分野における最新研究の進展と科学研究の成果を示した。人民網が伝えた。
会議の議長を務める中国科学院院士の白春礼氏は開幕式の挨拶で、「中国はナノテクノロジーの基礎研究と応用研究を常に積極的に推進している。一連の統計データによると、中国はすでに現在の世界のナノテクノロジー進歩の重要な貢献者とナノ先端技術の研究開発大国の一つになっている。中国の一部の基礎研究分野はすでに世界最先端の水準に達しており、ナノテクノロジー応用研究及び成果実用化も初期的な成果を上げた」と述べた。
会議の開幕の前日に行われた第5回「世界ナノテクノロジーセンター長フォーラム」には、米国、欧州、日本、韓国、シンガポール、豪州、イスラエルなど複数の国・地域の40人近くのナノセンター長、トップレベルの科学者、著名学術誌編集員などが出席した。今回のフォーラムではさらにナノテクノロジー分野10大重要先端科学技術難題が発表された。ナノ理論、ナノ安全性、ナノ触媒、ナノバイオ、ナノ医薬品、原子精密製造、限界測定及びナノテクノロジーの電子部品、コンピューター、世界の持続可能な開発に対する支援・推進的役割などの基礎理論から先端応用までの10のナノテクノロジー研究分野が含まれた。
今会議は、基礎研究、応用基礎研究、応用研究の3つの展示エリアを含む「中国ナノ展示」を特設。展示は生物、材料、部品を主軸とし連動すると同時に、地域発展の特色を融合させ産業イノベーションチェーンの発展の歩みを体現し、世界のテクノロジーの先端を見据えるナノテクノロジーイノベーション産業チェーンを全面的に示し、ナノテクノロジーの新業態に対する牽引的役割及び社会の発展に対する推進的役割を示すものとなる。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年8月30日
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