2023「漢字縁」中国語スピーチコンテストの決勝が開催 山西省晋城市
中国人民対外友好協会が主催し、人民網と中国共産党晋城市党委員会、晋城市人民政府、山西皇城相府集団が共同で実施した2023国際「漢字縁」中国語スピーチコンテストの決勝が14日、山西省晋城市で成功裏に閉幕した。人民網が報じた。
中国人民対外友好協会の李希奎副会長や中国人民対外友好協会文化交流部の朱丹主任、人民日報社山西支社の何勇社長、人民網党委員会の委員を務める監事会の唐維紅主席、山西省人民対外友好協会の李彦専職副会長、晋城市党委員会の常務委員を務める陽城県党委員会の高喜全書記、山西皇城相府集団産業発展有限公司の樊進朝総経理といったゲストが出席した。
李希奎副会長は挨拶の中で、「漢字は中華文明のDNA、中華文化の基盤であり、中華文明と世界文明の交流、相互参考の架け橋だ。中華民族は、『大道の行われる世では、天下は公のものである』という世界に憧憬の念を抱いている。平和、友愛、仁義を大切にし、他の国々と仲良くするという思いが、中国人の遺伝子には刻み込まれている。そして2000年以上前にはシルクロードを通じて、茶葉や陶磁器が世界の国々に運ばれた。また10年前に習近平主席が打ち出した『一帯一路』(the Belt and Road)イニシアティブはすでに、多大な成果を挙げる国際公共財で、国際協力のプラットフォームになっている。今年3月、習近平主席は『グローバル文明イニシアティブ』を厳かに打ち出し、世界に文明交流対話を踏み込んで推進し、包摂と相互参考を貫きながら、人類文明の進歩を促進することを、世界に向けて真摯に呼びかけた。人類発展史は、多元的文明が共存し、肩を並べて進む歴史であり、さまざまな文明から知恵を求め、栄養を吸収し、長所に学んで短所を補い、共に進歩しなければ、人類文明という『星空』が光り輝き、人類共通の『家園(故郷)』が和やかに繁栄することはできない」と語った。
唐維紅主席は挨拶の中で、「ここ10年、『一帯一路』の枠組み下で、中国は各国と、共に話し合い、共に建設し、共に分かち合い、まるでダイナミックな水墨画の『大写意』から精緻を極めた中国画の『工筆画』までを描くように、『平和協力、開放的包摂、相互学習・相互参考、互恵・ウィンウィン』という素晴らしい物語を共に綴り上げてきた。人類は、苦楽を共にする運命共同体であり、地球は人類共通の『家園』だ。『家園』という概念が、中華文明のDNAにしっかりと刻み込まれている。今回のテーマはその『家園』だった。各国から来た出場者が、異文化交流、相互参考、互いに知り合い、融合する物語を共に描き出し、調和的で繁栄した百花園のような世界文明を共に作り上げることを願っている」と語った。
高喜全書記は挨拶の中で、「5000年の文明という観点から山西を見て、山西文明という観点から晋城を見ると、晋城は『晋善の城』、『晋美の城』、『晋級の城』、『晋昇の城』だ。漢字は、中華文化のルーツであり、基盤で、一つの漢字は、一コマの文化史だ。中国人民対外友好協会が主催し、人民網などが実施した今回のコンテストは、中華の素晴らしい伝統文化をPRし、文明交流・相互参考を深め、『グローバル文明イニシアティブ』を実行することが目的。文明は多様性があるからこそ交流し、交流があるからこそ相互参考し、相互参考するからこそ発展すると確信している。皆が一致して努力する中、今回のコンテストがさまざまな文明の交流と対話を強化し、異なる文化を互いに理解し、認め合う思いを深め、各国の国民が互いに知り合って仲良くし、信頼、リスペクトし合う文化の祭典となると確信している」と語った。
また今回、「2023『漢字縁』中国語スピーチコンテスト」のオーストラリア大会の優勝者・ジェイムズ・クラークさんと、韓国大会の優勝者・金允熙さんが決勝のステージに登場し、優勝した感想を語った。ジェイムズ・クラークさんは、漢詩を使い、自ら作曲した曲をつけた中国語の歌「秋」を披露。中国と西洋がコラボレーションするその曲は聴衆を魅了し、会場からは大きな拍手があがった。
「家園」をテーマにした今回のコンテストは今年6月にスタートし、約70ヶ国の約3000人が参加した。決勝では、審査委員会が、中国語の表現力や聞く人をどれほど感動させたか、内容の中心となる価値観などを評価して採点した。そして、熱戦を経て、ナイジェリアのOjimmadu Raphael Ebubeさんが特等賞を受賞した。1等賞は、スーダンのSejoud Isam Mahir Hassanさんと、ケニアのLydia Nduta Njorogeさんが、2等賞は、パキスタンのKaleem Sajidさん、ガーナのMoses Arthur Baidooさん、チャドの双子ペアのYasser Mahamad SenoussiさんとOusama Mahamad Senoussi Ahmadさんが、3等賞は、ロシアのSiniakov Andreiさん、ラオスのSenyord Chanmalyさん、モンゴルのOyungerel Gegeeさん、ポーランドのRatajczak Paulina Magdalenaさんが、それぞれ受賞した。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年9月15日
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