雲南省元謀県、高原種子業の先進地を構築
人民網日本語版 2024年12月12日16:29
2024雲南・元謀第8回野菜種子業博覧会が9日、雲南省楚雄彝(イ)族自治州元謀県で行われた。50年近くの発展を経て、同自治州で約6667ヘクタールの農作物種子生産拠点が完成した。野菜育種・栽培面積は約1667ヘクタールで安定し、工場化育苗は10億株、育成したハダカムギ品種は全国蔵族(チベット族)居住地普及面積の80%以上を占め、全国の麦類の発展及び食糧の安全に重要な貢献を果たした。同自治州はさらに中国農業大学や中国農業科学院などの20以上の大学・科学研究機関と深く協力し、30以上の種子業イノベーションプラットフォームと専門家研究拠点を完成させ、独自の知的財産権を持つ218の農作物品種を育成し、種子生産技術特許を32件取得した。
同自治州の2023年の地域内総生産は1827億400万元(1元は約21.0円)で、農林畜水産業総生産額の成長率で雲南省トップになった。元謀県は長年にわたり、その恵まれた自然条件を生かし、種子業発展の肥沃な土地になっている。
金沙江沿いの天然の温室としての元謀県は、寒温帯から熱帯までの7種の農業気候タイプをほぼ網羅している。豊富な光熱資源と優れた自然隔離条件を持っており、中国国内のかけがえのない育種拠点だ。特に金沙江乾熱河谷エリアで生産される種子が充実しており、発芽率が高く、種子の育種期間が大幅に短縮された。冬季育種拠点の構築やデジタル情報化システム建設などの8つの重点プロジェクトの実施により、元謀県は中国の食料の確保と食糧安全保障の維持で大きな成果を上げた。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年12月12日
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