国際番号「361712」の小惑星が「劉徽星」と命名

中国科学院紫金山天文台が発見した国際番号「361712」の小惑星が、中国魏晋時代の数学者・劉徽にちなんで「劉徽星」と命名された。その命名式は23日、北京の中国科学技術館で行われた。中国新聞網が伝えた。

「劉徽星」命名証書。画像提供は中国科学技術館

「劉徽星」は、中国科学院紫金山天文台盱眙観測ステーションが2007年11月5日に最初に発見した。同天文台の申請と国際天文学連合（IAU）の正式承認を経て命名。劉徽及び劉徽をはじめとする中国の数学者に敬意を表すものとなる。

劉徽は中国古代の魏晋時代の偉大な数学者、中国の古典数学理論の創始者の一人だ。その「九章算術注」と「海島算経」は中国の最も貴重な数学的遺産だ。IAUは21年5月に、中国の月探査機「嫦娥5号」着陸エリア付近の月の地形への命名を承認した。「劉徽」は8つの地名の一つだった。（編集YF）

「人民網日本語版」2024年12月25日