中国2023年の科学普及活動への投資、初めて200億元を突破
科学技術部(省)微信(WeChat)公式アカウントの情報によると、同部はこのほど2023年度全国科学普及統計データを発表した。それによると、中国全土の各地・各当局は23年に「『第14次五カ年計画(2021-25年)』国家科学技術普及及び発展計画」の要求に基づき、使命責任を強化し、基礎固めを堅持しながら発展空間を持続的に切り開き、科学普及活動をより高い質への引き上げを推進した。中国新聞網が伝えた。
中国全土の科学普及投資が記録を更新した。23年は初めて200億元(1元は約21.5円)を突破し、資金調達額は22年比12.60%増の215億600万元。公共財政支援を中心とする科学普及投資構造が安定を維持し、各級政府当局の拠出金は同8.3%増の167億1100万元で、同年の全国経費調達額の77.7%を占めた。中国全土1人当たり科学普及特別資金は同0.46元増の5.76元。科学普及活動の支出は81億8700万元で同年の科学普及投資使用額の39.42%を占め、科学普及会場のインフラへの支出は31億3700万元で15.1%を占め、科学普及展示品及び施設の支出は22億7200万元で10.94%を占めた。
科学普及従事者の育成が持続的に改善された。23年の科学普及活動従事者の育成は「小さな中核+大きな協力」モデルにより各方面から推進され、専業者を中核とし、兼業者を補完とし、ボランティアを予備とする人材プールを形成。中国全土の科学普及専業・兼業者は同7.99%増の計215万6200人。うち専業は29万3200人、兼業は186万3100人。中級職階以上または大学学部以上学歴の科学普及者数は同10.11%増の134万9900人。女性科学普及従事者は同11.42%増の98万100人。科学普及解説者・指導者は同5.81%増の38万8600人。科学普及創作及び研究開発専業者は同9.26%増の2万2200人。登録済み科学普及ボランティア数は同17.16%増の804万5300人。
科学普及インフラの建設が着実に進んでいる。中国全土の科学技術館及び科学技術類博物館は同96ヶ所増の1779ヶ所。展示面積は同6.04%増の660万300平方メートル。うち科学技術館は703ヶ所、科学技術類博物館は1076ヶ所。全国範囲の青少年科学技術館・ステーションは519ヶ所、都市コミュニティ科学普及(技術)専用活動室は4万8000ヶ所、農村科学普及(技術)活動会場は16万1900ヶ所、科学普及PR専用車は1203台、流動科学技術館・ステーションは856ヶ所、科学普及PRコラムは25万9400本。
人々が各種科学普及イベントに積極的に参加した。23年に中国全土で開催されたオンライン・オフライン科学普及(技術)講座は130万5400回で、19億2600万人が参加。オンライン・オフライン科学普及(技術)特別テーマ展示は10万7500回で、見学者は5億1400万人。開催されたオンライン・オフライン科学普及(技術)コンテストは4万1300回で、参加者は延べ5億6600万人。青少年科学技術サークル12万7400組構築され、参加者は延べ877万3300人。青少年科学技術サマー(ウインター)キャンプは2万6900回開催され、参加者は延べ147万1300人。一般開放された科学研究機関と大学は8391ヶ所で、訪問者は延べ1964万1700人。開催されたオンライン・オフライン科学普及国際交流イベントは1315回で、参加者は延べ1150万7600人。23年の中国全土科学技術活動ウィークは「科学を愛し、科学を尊ぶ」をテーマに、オンライン・オフライン各種科学普及特別テーマイベントを12万6500回開催し、合計で延べ4億4800万人が参加。
ネットワーク化された科学普及が目を引き、科学普及メディア・マトリクスの中で広い影響力を持つ重要な場になった。23年の中国全土科学普及類ウェブサイトの開設数は2045。科学普及類微信公式アカウントの開設数は9561で、フォロワー数は10億4500万人。科学普及類微博(ウェイボー)の開設数は1513で、フォロワー数は2億8600万人。テレビ局による科学普及(技術)番組の放送時間は22万6900時間。ラジオ局による科学普及(技術)番組の放送時間は24万8500時間。科学普及誌の発行部数は6622万9200部、科学普及図書の発行部数は4989万7400部、科学技術類新聞の発行部数は8026万4100部。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年12月31日
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