ネイチャー誌、中国の科学者主導の世界的ビッグサイエンス計画白書を発表

人民網日本語版 2024年12月18日13:41

最近、『ネイチャー』誌は、中国の科学者が主導し、18ヶ国の科学者チームが共同署名した「ヒトプロテオームナビゲーションに関する国際ビッグサイエンス計画」(以下「π-HuB」計画)白書をオンライン公開した。 中国の科学者が主導する世界的なビッグサイエンス計画に関する白書をネイチャー誌が発表したのは今回が初めてとなる。科技日報が伝えた。

20数年前にヒトゲノム計画が画期的な全遺伝子の解読に成功した。それに対し、「 π-HuB」計画はより高い次元から出発し、生命活動のプロテオームの「リアルタイム全遺伝子マップ」を明らかにすることに焦点を当て、生命活動のプロテオームの「リアルタイム全遺伝子マップ」を明らかにし、さまざまな生理学的・病理学的状態における人体のダイナミックな変化をより深く、包括的かつ体系的に探求し、人間の発達、老化、疾病の内在的なメカニズムを分析することに重点を置く。12月17日、「π-HuB」プロジェクトに関するシンポジウムへの取材で分かった。

同計画は30年間続くと予想されており、最初の10年間の3つの中核目標には、ヒトプロテオームマップの構築、「メタスマートヒューマン」大規模言語モデルの開発及び人体の状態に関する計算駆動型の「ナビゲーションシステム」の構築が含まれている。

現在までに、「 π-HuB」計画は、20以上の国・地域から114のトップレベルの科学者チームによって支えられており、優位性の相互補完を行う多国籍・複数機関の参加によるグローバルな共同研究ネットワークを形成している。(編集ES)

「人民網日本語版」2024年12月18日

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