政和八閩鳥発見!鳥類の進化史を塗り替える

人民網日本語版 2025年02月13日13:29

中国の研究チームがこのほど、福建省にある「政和動物群」で約1億5000万年前の鳥類の化石「政和八閩鳥」を発見した。この鳥は、現在知られている世界最初期の鳥類の1種であり、確実に確認された唯一のジュラ紀の鳥類でもある。

政和八閩鳥の体形は現代のオウム(キバタン)に近く、体重は約100グラム以上で、湖畔の湿地のような環境に生息していたと推測されている。

この研究によって、現生鳥類の基本的な体の構造がジュラ紀にはすでに形成されていたことが初めて明らかになった。また、尾端骨に代表される重要な鳥類の特徴の出現時期が、これまで考えられていたよりも2000万年近く早まることが判明し、鳥類の進化史を書き換える発見となった。

この研究は、中国科学院古脊椎動物・古人類研究所と福建省地質調査研究院が共同で実施したもので、その成果が2月13日付で国際的学術誌「ネイチャー」に掲載された。(編集ES)

「人民網日本語版」2025年2月7日

注目フォトニュース

関連記事