【王毅外交部部長記者会見】中国が日本にもたらしたのは脅威ではなくチャンス

人民網日本語版 2025年03月07日15:07
【王毅外交部部長記者会見】中国が日本にもたらしたのは脅威ではなくチャンス

第14期全国人民代表大会(全人代)第3回会議は北京時間3月7日午前10時に「中国外交政策と対外関係」について記者会見を行い、王毅中共中央政治局委員(外交部部長)が国内外の記者からの質問に答えた。

その中で中日関係について王氏は、「昨年11月、中日両国首脳は4つの基本文書の精神に基づき、中日の戦略的互恵関係の包括的推進と、新しい時代の要請にふさわしい建設的かつ安定的な中日関係の構築への尽力について、重要な共通認識に至った。双方の共同努力の下で、両国関係は発展を改善する積極的な勢いを示している。中国は両国各界の往来を強化し、互恵協力を深化させ、国民感情を改善することを歓迎する。これらはいずれも中日両国の長期的な利益に合致するものだ」とした。

その上で、「今年は中国人民抗日戦争勝利80周年の年となる。当時、日本の軍国主義は中国とアジア諸国の人々に残虐な犯罪を犯し、日本国民にも深刻な災難をもたらした。軍国主義という誤った道を繰り返さないことは、日本が常に怠ってはならない義務であり、中国とアジアの人々が抱き続けなければならない確固たる意志でもある。良識と誠実さの検証の前に、日本は平和憲法の精神を厳守し、平和発展の道を歩み続けなければならない」とした。

さらに王氏は、「中日交流の歴史は長く、中国は平和を愛し、信義を重んじ、人々との調和を大切にする隣国だということを、日本は最も理解しているはずだ。数千年にわたり、中国が日本にもたらしたのは、脅威ではなくチャンスだった。歴史の大きな変局に直面し、隣国の道とは何なのか、大勢の赴く先はどこなのかについて、日本の有識者は熟考した上で、善に従って行動すべきだ」とした。(編集TG)

「人民網日本語版」2025年3月7日

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