習近平国家主席がブラジルのルーラ大統領と会談

人民網日本語版 2025年05月14日11:23
習近平国家主席がブラジルのルーラ大統領と会談

習近平国家主席は13日、国賓として中国を訪問したブラジルのルーラ大統領と北京の人民大会堂で会談した。新華社が伝えた。

習主席は「両国は昨年の国交樹立50周年に際し、両国関係をより公正な世界と持続可能な地球の構築で連携する中国ブラジル運命共同体へと格上げすることを共同で発表した。この戦略的決定によって、両国関係の次なる『黄金の50年』に向けた雄大な青写真が描かれた」と指摘。新たな歴史的出発点において両国が成すべき事として、以下を挙げた。

(1)戦略的相互信頼の堅持。互いの核心的利益と重大な懸念に関わる問題において支持し合い、各レベルでの交流と包括的な交流を強化し、両国関係の長期的で健全かつ安定的な発展を確保する。

(2)協力拡大の堅持。「一帯一路」(the Belt and Road)イニシアティブとブラジルの発展戦略との効果的な連携を深め、両国間の各協力メカニズムの役割をしっかりと発揮させ、実務協力における目玉をさらに多く作る。

(3)人的・文化的交流の堅持。中国ブラジル運命共同体の活力を高め、来年開催する「中国ブラジル文化年」を契機に、文化・教育・観光・メディア・地方などの協力を強化し、両国間の人的往来の利便性を高める。

(4)多国間協力の堅持。中国ブラジル運命共同体の質を高める。東半球と西半球における発展途上の大国として、国連、BRICS、中国―CELACフォーラムなど多国間の枠組みにおいて協調・協力を強化し、共同で多国間主義を堅持し、グローバル・ガバナンスを整備し、国際経済・貿易秩序を維持し、一国主義、保護主義、覇権行為に明確に反対する。

ルーラ大統領は「ブラジルは国際問題で中国との戦略的協力を強化し、グローバル・サウスの共通利益と国際的な公平・正義を共に守ることを望んでいる」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年5月14日

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