中国はラテンアメリカ・カリブ諸国の良き友人、良きパートナーであり続ける

人民網日本語版 2025年05月14日16:33

習近平国家主席は13日、中国—ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体(CELAC)フォーラム第4回閣僚級会議の開幕式に出席し、基調演説を行った。習主席は演説で、中国・中南米関係の発展を振り返り、中国・中南米運命共同体という重要な理念の豊かな内容、実践の成果、大きな将来性を明らかにした。また、中国は中南米諸国と連携して「5大プロジェクト」を始動させ、共に発展と復興を図り、中国・中南米運命共同体を共に築く意向を表明し、中国・中南米協力の深化のための青写真を描き、グローバル・サウスの団結・自強、共同発展の促進にプラスのエネルギーをもたらした。(人民日報コラム「和音」掲載)

10年間の歩みを経て、中国-CELACフォーラムはすでに豊かな実を結んでいる。この10年間、首脳外交による戦略的先導と双方の共同努力の下、中国と中南米は対等な付き合いという協力原則、互恵・ウィンウィンという協力目標、柔軟で実務的な協力方式、開放・包摂の協力精神を堅持し、中国-CELACフォーラムの力強い発展を推進し、全体協力と二者間協力の相乗効果を生み、中国・中南米関係を平等・互恵・革新・開放・人々の利益重視という新たな段階へと導き、中国・中南米運命共同体に深い意味を与えた。中南米側のフォーラム出席者は、中国-CELACフォーラムが過去10年間の発展において得た実り豊かな成果を高く評価し、中南米・中国協力の推進、中南米の経済・社会発展の促進において中国の果たしてきた重要な貢献を称賛した。

21世紀に入ってから、特にここ数年、中国と中南米は運命共同体への歩みを進めてきた。中国と国交のあるラテンアメリカ・カリブ諸国は「一つの中国」原則を常に堅持してきたし、中国は断固として、中南米諸国が自国の国情に即した発展の道を歩むことを支持し、国家の主権と独立を守り、外国からの干渉に反対することを支持してきた。また、経済のグローバル化という大勢に順応し、貿易・投資・金融・科学技術・インフラ整備などの分野で実務協力を深め続けてきた。そして、真の多国間主義を実践し、国際的な公平と正義を共に守り、グローバル・ガバナンス体制の改革を後押しし、世界の多極化と国際関係の民主化を促進してきた。中国と中南米はすでに、手を携えて共に歩む運命共同体となっており、対等な付き合いを明確な基調とし、互恵・ウィンウィンを強大な原動力とし、開放・包摂を度量・品格とし、人々に幸福をもたらすことを根本的な追求としており、力強い生命力と大きな発展性を備えている。

現在、世界は百年間なかった大きな変化が加速し、様々なリスクが混在し、重なり合っている。世界の平和と安定の維持、発展と繁栄の促進は、各国が団結・協力して初めて可能となる。地政学的・陣営対立の流れが勢いを増し、一国主義と保護主義という逆流が広がる中、中国は中南米諸国と手を携えて「団結プロジェクト」「発展プロジェクト」「文明プロジェクト」「平和プロジェクト」「民心プロジェクト」という5大プロジェクトを始動し、3大グローバルイニシアティブを共同で実行に移すことを望んでいる。「中国・中南米文明対話会議の開催」「CELAC加盟国のニーズに基づく法執行研修事業の実施」「CELAC加盟国に対する3500人分の政府奨学金枠の提供」といった一連の実務的措置は、中国・中南米関係の安定的かつ長期的な発展に新たな原動力を注ぎ込み、中国・中南米運命共同体構築の方向性を明確にするものである。

中南米側のフォーラム出席者は、「不確実性に満ちた世界を前に、中南米と中国は手を携えて協力し、同舟相救い、運命共同体の構築促進において絶えず新たな進展を遂げ、中南米・中国協力の素晴らしい未来を共に創造するべきだ」とした。

中国と中南米は地理的に離れているが、共に友情を大切にしている。国際情勢がどう目まぐるしく変化しようとも、中国は常にラテンアメリカ・カリブ諸国の良き友人、良きパートナーであり続け、各国の現代化の道のりにおいて手を携え、肩を並べて前進し、中国・中南米運命共同体の構築における新たな章を共に綴っていく。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年5月14日

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