外交部「日本の言う『一貫した立場』とは具体的に何を指すのか」

人民網日本語版 2025年11月25日14:13
外交部「日本の言う『一貫した立場』とは具体的に何を指すのか」

外交部(外務省)の毛寧報道官は24日、日本側の言う台湾問題における「一貫した立場」についての質問に対し、「中国側は日本側が最近、台湾問題における『一貫した立場』に言及したことに留意しているが、日本側の言う『一貫した立場』とは具体的に一体何を指すのか。日本側は、この『一貫した立場』を完全かつ公に説明できるのか?もし日本側が『立場に変更はない』との概念を繰り返し表明するだけで、具体的な内容については詳しく説明せず、行動において一線を越え続けるのであれば、そのような繰り返しの表明は空疎な言葉に過ぎず、『一つの中国』という立場を曖昧化・空洞化させることになる」と述べた。

毛報道官は「日本の高市早苗首相による台湾関連の誤った発言に関して、中国側はすでに厳正な立場を繰り返し明らかにしてきた。この発言は中日の四つの政治文書の精神に著しく背き、中日関係の政治的な基礎を根本から損なうものだ」と指摘。

「『一つの中国』原則は国際社会の揺るぎないコンセンサスだ。もし台湾問題における立場に本当に変更がないのであれば、日本政府は『一つの中国』原則を明確に堅持し、『日本国政府は、中華人民共和国政府が中国の唯一の合法政府であることを承認する』『中華人民共和国政府は、台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部であることを重ねて表明する。日本国政府は、この中華人民共和国政府の立場を十分理解し、尊重し、ポツダム宣言第八項に基づく立場を堅持する』という1972年の『中日共同声明』の具体的な内容を含め、中日の四つの政治文書の精神とこれまでの約束を厳守すべきである」とした。

さらに「なぜ日本側はこの立場を完全かつ正確に再表明できないのか。中国側は日本側に対し、中国側の厳粛な要求を真剣に受け止め、しっかりと反省して過ちを正し、中国側への約束を実際の行動に反映させるよう促す。頑迷に非を認めないようであってはならず、ましてや言行不一致であってはならない」と強調した。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年11月25日

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