【素敵な四季を探す旅】小寒
新年を迎え、1月5日には二十四節気の23番目となる「小寒」が到来した。今回は、スノーシーズン真っ盛りの河北省張家口市を訪れ、北京冬季五輪の雪競技会場となったこの都市で、氷と雪の世界を楽しんでみよう。
中国には「小寒」から「穀雨」までの間、春に向けて新しく吹く風に「花」を当てはめて、春の足音を待つ、ロマンチックな「二十四番花信風」がある。「小寒」の頃になると、梅やツバキ、スイセンが順次花を咲かせる。 厳しい寒さにも負けずに咲く梅の花は、最初に春を告げる花でもある。そのため、中国人にとって、梅の花は単なる花ではなく、不屈の精神の象徴でもある。
「小寒」は、「寒の入り」と言われ、これから更に寒さが厳しくなる頃となる。中医学では、「寒い時は、体が温めるエネルギーを必要とする」とされているため、中国南方エリアの人々はもち米を土鍋で炊いたアツアツの「糯米飯」を食べたり、羊肉のスープを飲んだりして体を温める。一方、北方エリアの冬の名物と言えば、なんといってもナシを凍らせた「凍梨」。中国版の天然のシャーベットと言うこともできる「凍梨」には、「離」と同じ発音の「梨」を凍らせることから、家族らと「離れずにずっと一緒にいたい」という思いも込められている。
思う存分食べたり飲んだりした後は、運動も必要だ。中国の北方エリアでは、「小寒」の頃になると川や湖が天然のスケートリンクとなり、多くの人がそこでスケートを楽しみ、古代の人はそれを「氷嬉」と呼んだ。また、雪の上を思いきり飛ぶように滑るのも楽しいもの。今回動画で紹介した張家口崇礼区にある太舞スキーリゾートも人気のスキー場だ。

近年、北京冬季五輪や哈爾浜(ハルビン)でのアジア冬季競技大会などが開催されて、中国のウィンタースポーツが大きく発展している。そして、専用施設が続々と設置されて、多くの一般の人もウィンタースポーツを楽しむようになっている。世界的には、各国の人々は昔からウィンタースポーツに親しんでいたのを知っているだろうか。数千年前には、欧州北部やアジア中部で暮らしていた人々は既にスキーをしていた。18世紀になると、スキーは徐々に近代的な競技となった。言葉は違っても、氷や雪に対する情熱は世界共通。それが世界を一つに結ぶスポーツの魅力と言えるのかもしれない。
「小寒」の頃は寒さが厳しいが、「厳しい冬の寒さを咎めるなかれ、春と冬はまさに旧正月の節目で入れ替わる」という意味の漢詩があるように、春への希望があれば心は温かい。(編集KN)
「人民網日本語版」2026年1月5日
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