「小寒」から始まる「二十四番花信風」とは?

人民網日本語版 2026年01月08日15:48

中国には、「二十四番花信風」というものがある。これは、二十四節気の「小寒」から「穀雨」までの八節気をそれぞれ三候に分け、その二十四の候に吹く風がその頃に咲く花の便りになるとして、各候に花を配したもので、節気に関する「花のカレンダー」と言うこともできる。「二十四番花信風」の1番目の花は「梅」で、最後の花は「センダン」。そのうち、「小寒」の一候は「梅」の花、二候は「ツバキ」の花、三候は「スイセン」の花だ。中でも、「梅」の花は昔から文人墨客に愛され、奥深い文化的な意味が与えられてきた。人民日報が伝えた。(作者・中国農業博物館二十四節気研究センター副研究員張建軍)

「花信風」は、昔の人が自然を観察してまとめた「花のカレンダー」で、一つ、また一つと咲く花を楽しみながら、春の到来を待つことで、日々の暮らしにロマンチックな要素を加えている。「小寒」から始まる「二十四番花信風」には、自然の摂理の秘密を解くカギだけでなく、古代から現代に至るまでの人々が自然と調和して生きてきた知恵も隠されている。

「小寒」の頃になると、江南エリアの庭園では梅の花が咲き始め、嶺南エリアの山間部では梅の花が見ごろを迎える。ただ、「花信風」の「時間割」は、地理や気候の影響を大きく受けるため、一概に論じることはできない。例えば、北方エリアでは、梅の花が見られるのはもう少し後になる。また、世界的に温暖化が進むにつれて、花が咲く時期も変化していることは注目に値する。例えば、河南省洛陽市には、「穀雨」から3日間前後が牡丹の花を鑑賞するベストのタイミングとなるという意味の「谷雨三朝看牡丹」ということわざがあり、広く知られているものの、今では二十四節気の5番目「清明」前後がベストのタイミングとなっている。美しく咲き誇る花は、無言のうちに、気候が変動していることを私たちに訴えかけているのだ。

「花信風」は今、徐々に多くの人の生活に溶け込むようにもなっている。一部の都市の公園や植物園は、「見ごろの花マップ」や「開花予想」などを発表し、「節気」に詰まった知恵が、現代の生活において伝えられ、発揚されている。(編集KN)

「人民網日本語版」2026年1月8日

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