731部隊の新たな罪証が明らかにするハバロフスク裁判の戦犯供述プロセス

人民網日本語版 2026年05月19日14:55
731部隊の新たな罪証が明らかにするハバロフスク裁判の戦犯供述プロセス
ロシアの公開したハバロフスク裁判文書の複写の一部(撮影・何山)

哈爾浜(ハルビン)市社会科学院731問題国際研究センターが18日、ロシア側の公開したハバロフスク裁判の文書について、731部隊の戦犯による供述プロセスに関する研究成果を発表。関東軍の最後の総司令官であった山田乙三が罪を認めるに至る過程を明らかにし、ハバロフスク裁判を「政治的パフォーマンス」と誹謗する誤った論調に力強く反論し、歴史の正義を守った。新華社が伝えた。

哈爾浜市社会科学院731問題国際研究センターの宮文婧主任の説明によると、ハバロフスク裁判は1949年12月にソ連が日本の細菌戦の犯罪行為に対して行った公開裁判であり、かつて西側諸国から「政治的パフォーマンス」との汚名を着せられた。

宮主任は「これまで公開されていた山田乙三に関する尋問記録は8件だったが、今回の関連文書の追加により計18件となった。内容はより詳細で、細部もより完全なものとなった。これまでのハバロフスク裁判に関する研究は、主に1950年に出版された『細菌兵器の準備及び使用の罪で起訴された元日本陸軍軍人の事件に関する裁判書類』を参考にしており、その多くは裁判内容の抜粋編集であった。今回読み解かれた新たな罪証は、より多くの重要な核心部分を補完するだけでなく、戦犯の供述プロセスが心理的な抵抗や証拠との攻防を経ていたことを示している」とする。

研究によると、ハバロフスク裁判の核心的戦犯である山田乙三は、1947年から1949年にかけて行われた9回の重要な尋問の中で、その態度を数回にわたり大きく変化させた。1947年2月の時点では「知らない」「記憶にない」と言い逃れをし、731部隊が担っていたのは防疫・給水機能のみであると主張していた。1949年3月には、731部隊が秘密裏に細菌兵器を研究・製造していたことを部分的に認めたものの、生体実験や内部に設置された監獄などの犯罪行為は故意に隠蔽した。そして最終的に1949年12月、山田乙三は731部隊および100部隊に細菌兵器を研究・製造させ、生体実験を実施させていたことを自供し、完全に罪を認めるに至った。

宮主任によると、ハバロフスク裁判の文書の継続的な機密解除は、中国侵略日本軍の犯罪行為を暴く強力な武器になる。細菌戦の犯罪行為に関する司法裁判であるハバロフスク裁判の厳粛性と正義性は疑いようのないものであり、歴史を歪曲しようとするいかなる企ても、最終的には確固たる証拠によって打ち砕かれることになる。(編集NA)

「人民網日本語版」2026年5月19日

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