外国首脳の相次ぐ訪中に見る中国の「協力の力」
最近、中国外交が活発さを増している。5月に入り、タジキスタン、米国、ロシア、パキスタン、セルビアなどの首脳が相前後して中国を訪問。過去半年余りでも、フランス、韓国、カナダ、英国、ドイツ、スペイン、ベトナムなど各国首脳が相次ぎ訪中している。西側主要国からグローバル・サウス諸国まで、周辺諸国から海を越えたパートナーまで、中国外交は活動の密度を高め続け、世界の外交の舞台において目を引く存在となっている。(人民日報コラム「和音」掲載)
「今や中国は三つの重要な役割を果たしている。外交の橋渡し役、発展の枠組みの提供者、そして戦略的安定性の錨だ」。外国メディアは次々と「協力」の視点からこれを読み解き、中国を信頼できる安定した協力パートナーと見なしている。
中国に対するこのような位置づけは、各方面の共通認識が集約された結果であり、実務的成果の積み重ねによる必然でもある。「協力したい」から「協力できる」へと移るうえで、前提条件となるのが誠意であり、鍵を握るのが能力である。中国の強大な「協力の力」とは、協力の意向を実務的な成果へと転換する能力であり、外国首脳の訪中ブームが高まり続けていることが、この能力を裏付けている。
中国の「協力の力」は、「安定の中で好転」する発展の勢いに由来する。今年は第15次五カ年計画(2026~30年)スタートの年であり、中国は質の高い発展を推進すると同時に、高水準の対外開放を拡大し、世界に明確な「チャンスのリスト」を提示している。今年に入り、外資系企業の幹部が次々と訪中し、大型外資プロジェクトが相次ぎ実現している。中国を有望視し、中国に投資することは、すでに「選択肢の一つ」から「必須の選択」へと変わっている。安定的に発展する中国は、世界中の企業により多くのチャンスをもたらしている。
中国の「協力の力」は、「和して同ぜず」という付き合いの知恵に由来する。中国は陣営対立をせず、イデオロギーによる線引きをせず、文明間の対話によって心の橋を架け、異なる制度や文化を持つ国々が相互尊重のもとで協力の共通認識を形成するようにしている。差異を乗り越え、ウィンウィンに焦点を当てる、このような付き合い方こそが、激動の世界に中国がもたらしている貴重な確実性である。
中国の「協力の力」は、多国間主義を堅持する大国としての責任感に由来する。現在の世界は太平ではなく、一国主義や覇権主義が深刻な危害を及ぼし、世界はジャングルの掟に逆戻りする危険性に直面している。中国は一貫して真の多国間主義を実践し、国際秩序を断固として守り、良きガバナンスによってグローバル・ガバナンスに力を与えている。各国首脳の訪中が相次いでいるのは、まさに中国の鮮明な立場と責任ある行動への賛同の表れである。こうした協力は、互いの関係を安定させるだけでなく、世界全体にも幸福をもたらしている。
今や、中国との協力は普遍的な共通認識となっている。中国の「協力の力」は世界にとって不可欠なニーズとなり、中国が世界にもたらす「協力の増分」は、国際社会にとって貴重で希少な公共財となっている。事実が繰り返し証明しているように、中国と共に歩むことはチャンスと共に歩むことであり、安定と共に歩むことは正しい方向へと歩むことである。この混迷する時代において、中国は常に開放と包摂の初心を堅持し、互恵・ウィンウィンの道を守り、自らの確実性によって世界に安定性とプラスのエネルギーをもたらし続けていく。(編集NA)
「人民網日本語版」2026年5月25日
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