中国の5当局が共同で産業用5G SAプライベートネットワーク実証事業を開始

人民網日本語版 2026年06月26日14:25

工業・情報化部(省)は24日、国務院国有資産監督管理委員会など5当局と共同で、産業用5G SA(スタンドアローン)プライベートネットワークの実証事業を開始した。制度面でのイノベーションを通じて、5Gによる重点産業分野への高度なエンパワーメントを支援する。中央テレビニュースが伝えた。

産業用5G SAプライベートネットワークとは?

産業用5G SAプライベートネットワークとは、工業企業が主導してアクセスネットワークやコアネットワークなどの主要インフラを構築し、公衆通信ネットワークに依存せず独立して運用できる企業専用の5Gネットワークを指す。今回の実証事業では、原材料、設備製造、消費財、電子情報、国防科学技術、エネルギー・交通などの分野における大企業・超大型企業によるSAプライベートネットワークの構築を支援し、「5G+産業インターネット」融合応用都市の実証地域が率先してSAプライベートネットワークの整備を進めることを奨励する。

専門家によると、現在、基礎電気通信事業者は主に、5G公衆ネットワーク上にプライベート伝送チャンネルを設けて仮想プライベートネットワークを構築する方式や、公衆ネットワーク設備の一部を生産現場へ配置してハイブリッドプライベートネットワークを構築する「公衆ネットワークのプライベート利用」方式によって、工業企業のネットワーク化改造を推進している。これに対し、産業用5G SAプライベートネットワークは、「プライベートネットワークのプライベート利用」という形態を採用することで、設備製造、交通輸送、エネルギー・電力などの分野において、生産データを工場外へ持ち出さないことや、ネットワーク資源のプライベート利用といった重要なニーズをより効果的に満たすことができる。そして、「5G+産業インターネット」によるあらゆる産業へのエンパワーメントを加速させる。

産業用5G SAプライベートネットワーク実証事業の目的は、先端製造業などの分野に専用の情報「高速道路」を構築することにある。すでに5Gを活用した産業向けソリューションの数々が、多くの業界で実用化されている。

現在までに、中国では累計2万5000件以上の仮想・ハイブリッドプライベートネットワークの構築が進められ、分類・階層化された特徴的な5G工場1260ヶ所が整備された。「5G+産業インターネット」の応用範囲と活用の深さは、すでに世界の先頭集団に入っている。

中国の5G接続数、世界全体の4割超を占める

国際的なモバイル通信事業者の業界団体GSMAが6月23日に発表した「2026年中国モバイル経済発展報告」によると、中国の5G接続数は世界全体の40%以上を占めており、2025年にモバイル通信技術が中国にもたらした経済価値は国内総生産(GDP)の7.2%を占めた。

同報告によると、2025年にモバイル通信技術が中国で創出した経済価値は1兆5000億米ドル(1ドルは約161.8円)に達した。この数字は2030年には2兆1000億米ドルへ拡大すると見込まれている。5G-Aはすでに中国の330以上の都市で商用化されており、利用者数は1000万人の大台を突破した。中国のインターネット接続率は91%に達し、2025年にはモバイル通信産業関連のエコシステム全体で累計790万人分の雇用を創出した。

専門家によると、モバイル通信産業はもはや単なるネットワーク接続サービスではなく、経済活動の全プロセスに深く浸透している。また、人工知能(AI)などの新興技術が実用化されるために必要なインフラも提供している。(編集KN)

「人民網日本語版」2026年6月26日

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