ASEAN各国の首脳らが相次ぎ訪中 中国と協力強化の理由とは?

人民網日本語版 2026年06月29日15:35

カンボジア人民党のフン・セン議長(上院議長)が中国共産党の招待を受け、6月25日から27日にかけて中国を公式訪問した。今年に入ってから、ベトナムのトー・ラム国家主席(ベトナム共産党中央委員会書記長)、ラオスのトンルン国家主席(ラオス人民革命党書記長)、ミャンマーのミン・アウン・フライン大統領、ブルネイのビラ皇太子ら、ASEAN各国の首脳が相次いで訪中していることに、外部も注目している。このうち、トンルン主席、ミン・アウン・フライン大統領、フン・セン議長はいずれも今月訪中した。これについて専門家は、中国との実務協力、互恵・ウィンウィンを図る地域諸国の一致した姿勢の表れだと指摘する。中国新聞社が伝えた。

■政党間交流を深め続け、実務協力も推進

政党間交流は中国とカンボジアの関係発展において常に重要な意義を持つ。両国の政権党は交流・協力に関する覚書を締結しており、公式文書にも「両党指導者の相互訪問を維持し、相互理解と信頼を深め、国政運営の経験を共有する」と明記している。

中国社会科学院アジア太平洋・グローバル戦略研究院の許利平研究員は、「中国とカンボジアの政権党が協力を深め続けることで、政治的相互信頼はさらに強固となり、両国関係の長期安定的発展が確保される」と指摘する。

カンボジアメディアによると、フン・セン議長は訪中期間中、中国交通建設集団有限公司の会長とも会談した。同社は過去20年以上にわたり、カンボジアで約70件のインフラ整備事業を実施している。これはまさに、深まり続ける両国間の実務協力の鮮明な縮図だ。

中国国際問題研究院アジア太平洋研究所の杜蘭副所長は「中国とカンボジア協力は、インフラという『ハードの連結』から産業チェーンの深い融合へと向かい、両国間の協力はより全面的なものとなっている。協力メカニズムが絶えず整備されていくにつれて、協力によるメリットが引き続き発揮され、両国民により多くの恩恵をもたらすことになるだろう」と指摘する。

■戦略的協力の効果は周辺国にも波及

ASEAN加盟国であり、瀾滄江-メコン川協力の重要な一翼も担うカンボジアと中国との戦略的協力は、二国間関係を超える意義も持つ。

杜副所長は「外的要因などの影響で、東南アジア地域協力に関する共通認識は試練に直面している。中国とASEAN諸国の協力強化は、地域の平和と安定の維持、発展の力の結集に寄与する」と指摘する。

専門家は、この1ヶ月の間にラオス、ミャンマー、カンボジアというASEAN3ヶ国の重要な指導者が相次ぎ訪中したことに特に注目。「彼らが次々と中国に目を向けていることは、長期的かつ安定した友好協力がモデルケースとしての効果を生み出し得ることを意味している。中国は各国と高水準の相互信頼によって地域における共通認識の形成を進めており、これは中国とASEAN全体との協力の着実な強化の促進に寄与する」との見方を示している。(編集NA)

「人民網日本語版」2026年6月29日

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