「電子産業の米」の逆襲 海外依存から脱し国産化加速する受動電子部品
製品名を知っている人はあまりいないかもしれない。しかし、携帯電話やコンピューターなどの小型製品から、スマートテレビや新エネルギー車などの大型製品に至るまで、これらの製品なしで成り立つものはない。これらの製品とは、積層セラミックコンデンサ(MLCC)、チップ抵抗器、チップインダクタなどの受動部品のことで、「電子産業の米」と称される。電子回路において分圧、フィルタリング、電流安定化などの基礎的機能を担い、回路における演算の安定した動作を可能にしており、あらゆる電子機器に不可欠な「目に見えない基盤」だ。

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広東風華高新科技股份有限公司(以下、「風華高科」)は、受動電子部品分野に取り組んですでに40年以上になる。中国国内で唯一、MLCCやチップ抵抗器、チップインダクタといった中核的受動部品の大規模量産を同時に実現した企業であり、同社製のMLCCとチップ抵抗器はいずれも国家級「製造業シングルアイテムチャンピオン製品」に認定された。
風華高科の曹秀華副総裁は、「半導体チップの研究開発が難しいことは多くの人が知っているが、実は受動部品の技術的難関攻略の難しさは半導体チップに劣らない。ハイエンドMLCCは材料や技術に関わるため、長年にわたり海外の大手企業に独占されてきた」と説明する。
曹副総裁によると、原材料と生産設備は受動部品の品質に影響を与える2大重要要素だが、この分野は海外企業が長年にわたりリードしてきた。しかし現在、中国国内の技術の進歩にともなって、国産化への移行が大幅に加速している。曹副総裁は、「当社のコンデンサの誘電体層の厚さは、従来の2マイクロメートルから0.8マイクロメートルまで薄くなり、現在は0.5~0.6マイクロメートルを目指している。同じ空間内でも、セラミック誘電体膜が薄ければ薄いほど、積層数が増え、電気容量が大きくなり、性能も向上する」と話す。風華高科はこれまでに、高純度・超微細のチタン酸バリウムセラミック粉末やニッケル電極スラリーなど、8つの主要原材料の独自開発、自社生産に成功した。
小さなMLCCは、中国電子情報産業の「自主制御」という壮大なビジョンを担っている。風華高科は今、科学技術イノベーションを原動力に、「電子産業の米」と呼ばれるMLCCが海外製品を追いかける段階から、肩を並べ、さらには一部で追い抜く段階まで着実に前進させている。(編集KS)
「人民網日本語版」2026年7月7日
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