上海の象徴的宇宙デジタルインフラ「星枢計画」、最初のコンステレーションを正式発表

人民網日本語版 2026年07月20日13:20

18日に開催された2026年世界AI大会の「未来のコンピューティングと演算能力」フォーラムにおいて、上海を代表する宇宙デジタルインフラ事業「星枢計画」最初のコンステレーションが正式に発表された。中国新聞社が伝えた。

「星枢計画」は、「星空の中枢、演算能力の総合ハブ」を意味し、上海市の旗艦級宇宙演算能力コンステレーションプロジェクトとして位置付けられている。実証段階では演算能力衛星2基とエッジコンピューティング衛星12基を打ち上げ、商業展開段階では演算能力衛星50基とエッジコンピューティング衛星100基を配備し、商業運用段階では1000基規模の衛星コンステレーションを完成させる計画だ。

最初のコンステレーションは、「主衛星1基・補助星2基」の衛星クラスター構成(中央演算能力主衛星1基+伏羲気象衛星+即時リモートセンシング衛星によるシンプルなクラスター)を採用している。宇宙データを宇宙で処理し、地上データも宇宙で処理する双方向連携を実現する天地一体型のAI演算能力ネットワークの構築を目指す。また、中国初となる標準化された軌道上分散コンピューティング、多元センシング、衛星間高速伝送を一体化した宇宙演算能力インフラと、宇宙基盤型業界大規模言語モデルの基盤を整備する。

中央演算能力主衛星はコンステレーションの「宇宙の頭脳」であり、独自開発の分散型全域ハイブリッド演算能力スケジューリングプラットフォームを搭載する。主衛星には5項目に及ぶ画期的な国産ハードウェア技術が採用されており、複数の国内技術の空白を埋めるものとなる。例えば、国産の宇宙用カスタムGPUチップを搭載し、中国における衛星の大規模オンサイトでのリアルタイム演算分野の技術的空白を補う。

伏羲気象衛星には高精度マイクロ波放射計が搭載され、世界規模での異常気象の早期警戒や防災・減災を力強く支援する。即時リモートセンシング衛星には高解像度の可視光・赤外線観測装置が搭載され、緊急災害調査などに必要なリモートセンシング画像と軌道上AI演算を提供する。

「星枢計画」は、今後5年間で100社を超える関連企業の発展を牽引し、上海の宇宙演算能力関連産業の年間生産額を1000億元(1元は約24.0円)以上へ押し上げることが期待されている。(編集YF)

「人民網日本語版」2026年7月20日

注目フォトニュース

関連記事