炭素繊維採用の地下鉄が武漢の環状線に登場 湖北省
湖北省武漢市にある武漢地下鉄12号線が10月29日午前9時29分に全線開通し、全長59.9キロメートル、地下駅37駅を擁する地下鉄環状線が完結した。同日、初列車として運行を開始したのは、炭素繊維を中核材料に採用した革新的な車両だった。一般的な車両と比べ、車両全体の重量が約3トン軽く、これは成体のアジアゾウ1頭分の重量を取り除いたことに相当する。人民網が伝えた。
「揚子ブルー」の塗装が施されたこの車両に乗り込むと、側面天井、手すり、座席、さらには運転台に至るまで、主要な内装部品がすべて炭素繊維製に置き換えられていることが分かる。先頭車両の車体も、炭素繊維を用いた一体成形方式で製造されている。
武漢地下鉄12号線の車両保守エンジニア、原文広氏は、「これは単に見た目が美しいというだけではない。エネルギー消費についても計算している。安全性と快適性を確保した上で、車両全体の重量を3トン削減できる見込みだ。また、エネルギー消費量統計システムと組み合わせることで、車両のエネルギー消費データをリアルタイムかつ正確に監視でき、軽量化とエネルギー消費の管理という二重のエネルギー効率向上を実現する」と説明。
この炭素繊維製車両は、軽量であるだけでなく、より「スマート」でもある。低圧電気監視システムとスマート運行保守システムを搭載し、車両の電気系統の状態や重要部品の運行データをリアルタイムで取得できる。インテリジェント分析を通じて故障を事前に警告し、的確な管理・制御を行うことで、安全かつ効率的な運行を確保する。
工夫は車窓にも施されている。炭素繊維製地下鉄の窓は、OLED(有機EL)を採用したインテリジェントディスプレイとなっており、乗客に運行情報やマルチメディア・インタラクションなどの機能を提供できる。また、車内にはワイヤレス充電設備も設置され、乗車時の細かな場面にもテクノロジーの利便性が取り入れられている。(編集YF)
「人民網日本語版」2026年10月30日
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