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春節(旧正月、今年は2月16日)前後の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制である「春運」期間が始まって以降、航空機を利用する旅客の主要グループはビジネスを目的とする旅客から、帰省や旅行を目的とする旅客へと徐々にシフトしてきている。
出稼ぎ労働者の帰省をサポートする専用列車とバス 安徽省
中国では旧暦1月1日、つまり旧正月のことを「春節」と呼ぶ。中国の民間では最も盛大で、最もにぎやかな伝統的祝日だ。春節の歴史は非常に古く、その起源は商王朝(紀元前16から11世紀ごろ、「殷」とも)に遡る。元々、年末年始に神や祖先を祀った祭祀とされる。
春節(旧正月)は、歴史が古く、中国では一年で最も重要な祝日だ。春節の過ごし方は、数千年の歴史の中で、定着した風俗習慣として形成され、多くが今日まで伝わっている。
春聯(しゅんれん)は、年越しの前に玄関の左右に貼り付ける一対の長い紙で、それぞれ美しい筆跡で、めでたい文句が記されている。2つの文句は巧みな対句になっており、時代背景や素晴らしい新年への期待を読み取ることができる。
大晦日に夜を徹して新年を迎える「守歳」は、最も重要な年越しの民間行事だ。「守歳」の風習は歴史が古く、最も初期の記載は西晋(215~316年)の周処が著した「風土志」にみられる。
近代までの農業社会では、旧暦12月8日以降、家庭の主婦たちは年越しの食事の準備でおおわらわだった。特に、燻製品はかなり時間がかかるため、必ず早めに準備に取り掛からなければならなかった。
農暦(旧暦)の正月1日は春節で、旧暦で俗称「過年」(年越し)ともよばれる。これは中国で最も盛大で賑やかな伝統的な祝日だ。
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