「春運(旧正月前後の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)」が近づき、帰省を予定している人々はちょうどそれぞれの準備を進めているところ。列車や飛行機の切符を手配する人がいる一方で、「ライドシェア(相乗り)」方式で帰省を予定している人もいる。ビッグデータの高い効率によるマッチング技術の進歩と人々の意識変化が進むにつれて、ライドシェア帰省を受け入れる人がますます増えており、すでにブームの兆しを見せ始めている。ライドシェア帰省を選ぶ人が増えている背景には、「ドアツードア」という便利な移動が可能であるというのがその主な原因となっている。新民晩報が伝えた。
配車アプリの「Dida出行」によると、過去2年間の春運期間中、ライドシェアで帰省とUターンをした人は、Dida出行の利用者だけでも延べ900万人を上回っているとしている。この数字は、1億人を上回る鉄道利用者と比べると、確かに大きな差はあるものの、ライドシェアによる帰省・Uターンは、この数年で目覚ましい増加傾向を示しており、今後も増え続けると予想されている。また、ライドシェア帰省という相乗りスタイルは、正真正銘のエコ外出であり、社会全体の移動コストを削減することができる。
ライドシェア帰省を予定している人々の理由は、「列車の乗車券を入手できなかったため」や「同郷の人と知り合えるチャンスがあるから」、「列車への同行が難しいペットと一緒に帰省したいから」など様々だ。だが、ほとんどの人が挙げた理由は、「ライドシェアは、ドアツードアの移動が可能で極めて便利。しかも、帰省費用も低く抑えられ、従来の方法より安くて済む」というものだった。
アプリ「Dida出行」に新たに追加された「春運会場」チャンネルを開くと、「利用者のルート予約」というメニューがあり、30日以内の帰省・Uターンのライドシェアが予約可能で、概算費用もチェックすることができる。また、車を運転手である車のオーナーは、「オーナーのルート公開」メニューでルートを公開し、プラットフォーム上で需要と供給のマッチングを実現する。
「Dida出行」は、利用者と車を運転するオーナーの帰省調整をより良くサポートするために、プラットフォーム自体の技術的優位性に基づき、春運ライドシェアのより高い効率によるマッチングを実現する一方で、プラットフォームの資源整合面での優勢も活用し、より多くの外部協力パートナーやメディア、公益団体と連動して、サポートを必要とするより多くの人々を支援していく方針だとしている。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年1月24日
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