今年の春運(旧正月の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)が2月1日から3月12日まで実施され、北京では鉄道の利用者が前年同期より51万9000人多い(3.6%増)延べ1485万人に達すると見込まれている。春運初日の1日、北京駅、北京西駅、北京南駅の利用者は延べ36万9100人で、2日は推計延べ41万6000人だった。中国新聞社が報じた。
2日、北京南駅を取材すると、中国鉄路北京局集団有限公司は、今年の春運の40日間、利用者が前年より108万3000人多い(3.4%増)延べ3250万人に達すると見込んでおり、うち、北京の利用者が延べ1485万人に達すると予想されていることが分かった。
旅客にスムーズで円滑な旅をしてもらおうと、北京局は、新たな対策やサービスを打ち出している。例えば、北京南駅は、旅客の改札の效率を上げるために、顔認証システムを導入した。旅客はチケットと身分証明書を使って速やかに駅構内に入ることができ、改札の効率が向上した。また、セキュリティチェックをスピーディーに行うため専用機器や職員を増やし、同エリアの混雑を効果的に緩和している。その他、30分以内に発車する列車に乗る乗客を対象に、北京南駅には専用の改札ホールを設置し、旅客の待ち時間を最大限短縮している。同ホールは地下鉄の出入り口から最短で50メートルの位置にある。
春運期間中に雨や雪などの悪天候になった場合の対応について、北京局は、「北京・天津・河北省の各地方政府や交通当局と連携し、緊急対応マニュアルを制定し、悪天候になるとダイヤが大きく乱れる状況に対応する。そして、公共バスや地下鉄、タクシーなどを活用して、旅客の輸送能力を向上させる」としている。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年2月3日
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