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中国の日本留学経験者、河北省で緑化ボランティア

中国の日本留学経験者、河北省で緑化ボランティア

 中国内蒙古(モンゴル)渾善達克(フンサンダク)緑化基地の発起人、北京のIT企業「北京晨拓聯◆科技」董事長・廖理純氏(北京市政治協商委員)、同社副総裁兼緑化ボランティア活動責任者の1人・耿涛氏は22日、「中国留学人員聯誼会」日本留学分会のボランティア38人を率いて、北京から河北省張北県饅頭営郷にある第2苗木基地に向かい、砂漠化が進む土地の緑化活動を行った。

 廖氏らが請け負った第1苗木基地の緑化はすでに前回の第59期ボランティアがすべて完了。今回の第60期ボランティアは新たに開拓した第2基地で緑化を行った。

 耿氏は植樹状況に関する説明会で、「渾善達克緑化基地では、育苗ポットを用いて樟子松(ヨーロッパアカマツの変種)43万本の植樹と赤峰楊(ポプラの一種)10万7千本の育苗(いくびょう)を行った。現在、第1基地はすでに苗木の準備がほぼ完了し、苗木50万本が長さ・幅4メートル間隔で植えられ、8889ヘクタールの緑化面積をカバーしている」と説明した。

 耿氏によると、第1基地では、水源の問題も解決され、すでに約1千の苗場が完成。2013年5月17日の時点で、計59回、ボランティア1700人が緑化活動に参加した。第2基地第1期2222ヘクタールの緑化計画では、2013年は樟子松50万本を育成し、長さ3メートル幅8メートルの苗場を1200建設予定。長さ・幅2メートル間隔で植えられ、1ムー(6.667アール)110株で計算すると、約3年で2222ヘクタールの緑化基地全体をカバーする。

 説明会では、欧米同学会・中国留学人員聯誼会日本留学分会の旭日干・会長(中国工程院副院長)があいさつに立ち、「中国の林地面積は約20%、森林面積は13億ヘクタールに達しており、中国の人工植樹・造林規模は世界一だが、1人当たりの森林面積では139位。森林面積は世界平均の3分の2に及ばず、1人当たりの面積も世界平均の4分の1を下回っている。このため緑化事業は非常に重要である」と説明。旭氏は日本留学者を代表して緑化基地および現地政府に感謝を述べた。

 2日間でボランティアらは、樟子松を入れるポットを大きなものに換え、苗木を植える穴を掘り、苗木を植えたほか、樟子松の苗木やリンゴの苗木の植樹を行った。基地が購入した樟子松の苗木はわずか20センチ余りで、どれも非常に弱っていたため、黒いビニールのポットを大きなものに換え、長さ3メートル幅8メートルの苗場にまとめて植え、手入れをしやすくした。2-3年後にやせた砂漠地に移植する。今回の活動でボランティアらは樟子松の苗木約1500本を手入れしたほか、記念として樟子松、リンゴの苗木各40本を植えた。(編集YT)

 *◆は品の口を金に

 「人民網日本語版」2013年5月25日

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