解説
- 中国農業銀行股フェン有限公司
- 「概説」
- 中国農業銀行股フェン有限公司(フェンはにんべんに分)(略称は農行)は中国の国営株式制銀行。伝統的な4大国営商業銀行の一つ。登録資本金は2600億元、資産に基づけば中国大陸部で3番目の規模を誇る。
中国農業銀行の設立当初の目的は、農業と農村の建設に融資を行うことだったが、現在の中国農業銀行の業務範囲はこれをはるかに超えている。ただ農村と農業企業に対する金融業務の提供はいまも重要なサービス内容である。
2002年末、中国農業銀行の資産総額は2兆9765億6600万元、全国の都市部と農村部に広く支店を展開しているほか、シンガポール、ニューヨーク、東京、ロンドンにも支店や事務所を設けている。中国農業銀行は1995年、香港に設立。中央匯金投資有限責任公司は2008年11月6日、農行に1300億元(約190億ドル)規模の出資を実施、農行の資本金は2600億元に拡大した。このため、匯金公司は農行の50%の株式を保有し、財政部と並ぶ農行の大株主となるとみられる。株式制改革を経て、中国農業銀行株式有限公司が2009年1月16日に設立、2010年に上場する予定。中国農業銀行股分有限公司はバフェット誌、世界企業競争力実験室、経済週刊誌ワールド・エコノミストの「2010年(第7回)中国上場企業100社」に選ばれ、6位にランクインした。
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