解説
- 宝鋼集団有限公司
- 「概説」
- 宝鋼集団有限公司(略称は宝鋼)は、国有独資企業。中国国務院国有資産監督管理委員会が国務院を代表して出資者責任を履行し、同委員会が民事権利を享受し民事責任を担うほか、会社の債務に対して責任を負う。
1978年12月23日に上海で設立。1998年11月、上海鋼鉄、上海梅山(集団)公司(略称は梅鋼)と合併。2006年、新疆八一鋼廠がグループに加入。2008年、広東鋼鉄集団、韶関鋼鉄集団を合併して広東鋼鉄を設立。2009年3月、寧波鋼鉄有限公司を買収。中国で最も競争力を持つ鋼鉄連合企業で、2010年上海万博のグローバル・パートナーと鋼材サプライヤー。
宝鋼の鋼鉄主業は、技術水準および付加価値の高い鉄鋼製品に立脚したもので、炭素鋼、ステンレス、特殊鋼の3つの系列製品がある。これらは自動車、家電、石油化学工業、機械製造、エネルギー・交通、建築・室内装飾、金属製品、宇宙航空、原子力発電、電子計器などの分野に幅広く活用されている。
2009年の売上高は1953億元、利益額は149億元、資産総額は4020億元、純資産は2430億元、従業員数は10万6914人。2010年、米フォーチュン誌の「世界企業500社」に7年連続でランクイン(276位)。また2009年には「世界で最も尊敬される企業」に中国大陸部から唯一選ばれた。2009年の粗鋼生産量は3887万トンで、鉄鋼企業としては世界3位。
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