解説

税関総署

「概説」

　中華人民共和国税関は国家の輸出入監督管理機関であり、垂直管理体制を敷き、組織枠組上3つの層に分かれる。第1層は税関総署。第2層は広東分署、天津と上海の特派員事務所、41ヶ所の直属税関と2校の税関学校。第3層は各直属税関が管轄する562の隷属税関機構。またブリュッセル、モスクワ、ワシントン、香港等にも駐在事務所がある。

　現在、国家が批准した陸海空の税関は253ヶ所あり、省級人民政府が当初批准した二類税関が200ヶ所弱ある。

　『中華人民共和国税関法』等の関連法律・法規に基づき、中国税関は主に4種の基本業務を担当する。1、輸出入の運輸道具、貨物、物品の監督管理。2、関税、その他の税金と費用の徴収。3、密輸取り締まり。4、税関統計の作成、その他の税関業務。これらの業務に基づき、通関の監督管理、税の徴収と管理、加工貿易と保税の監督管理、税関統計、税関検査、密輸撲滅、税関管理など7種の職責を担う。

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