四川省の豪雨で9人死亡、62人が行方不明

　四川省民政庁は10日、豪雨により9人が死亡、62人が行方不明になっていると明らかにした。国家減災委員会と民政部は国家3級災害救助緊急対応を発動している。人民日報が伝えた。

　10日午後4時時点の統計によると、今回の豪雨や増水の災害で14の市・州、64の県が被災し、被災者は145万3000人、死者9人、行方不明者62人となり、11万人が緊急避難し、農作物の被災面積は7万1000ヘクタール、倒壊した農村家屋は886棟、2293部屋、深刻な被害を受けた農村家屋は1338棟、3995部屋、一般的な被害のものは2万1570棟、7万7232部屋におよんでいる。直接的な経済損失は53億7000万元に達する見通しだ。災害の被害はさらに確認中だ。

　民政部は10日午後5時、四川省向けに避難用テント3千点、寝具1万点を緊急配給し、被災地区の被災者の避難を支援した。

　また新華社の報道によると、降り続く豪雨により10日午前10時30分ごろ、四川省都江堰市中興鎮三溪村で大規模な土砂崩れが発生し、住宅11棟が倒壊した。土砂崩れにより住民と観光客合わせて2人が死亡、21人が行方不明となっている。（編集YH）

　「人民網日本語版」2013年7月11日