武漢市、豪雨で負傷者や皮膚患者が急増
5-7日にかけ、50年に1度と言われる豪雨に見舞われた湖北省武漢市。市民の足に大きな影響が出ただけでなく、市内の病院では雨が原因で負傷したり、皮膚の異常を訴えたりする患者が増加しているという。武漢晩報が報じた。
武漢大学中南病院急救センターで8日、負傷した足の治療を受ける陳さんの姿があった。陳さんは6日の豪雨で、冠水した道路を歩いている時にケガをし、当時は大事とは考えず、事務所でバンソウコウを貼って済ませたという。ところが翌日になって、傷口の痛みが増し、炎症を起こして膿み始めたため、急いで病院に来た。
同センター外科の宋小兵・医師によると、「ここ数日、負傷した患者が普段より1割ほど増えた」。また、同病院の皮膚科の主任、宋継権・医師も、「豪雨によって道路が冠水したため、皮膚病患者が増加した。なぜなら、水に浸かると、皮膚の保護作用が崩れ、アレルギー体質や免疫力の低い人は、細菌などに侵され、膿痂疹(のうかしん)や丹毒(たんどく)、水虫、爪白癬 (つめはくせん)などの皮膚病にかかりやすくなるため」と説明する。
専門家によると、冠水した道路の水に接触した後、すぐに肌を水で洗い、元々水虫などを患っている人は、薬を塗り、足を乾燥させるようにしなければならない。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年7月9日