2014年7月10日  
 

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同性愛者の母親たち 子どもたちのカミングアウト

人民網日本語版 2014年07月10日07:58

浪漫さんは「同性愛者の母親」であるだけでなく、同性愛を社会に直視させようと旗印を掲げた人でもある。彼女はQQのグループを開設し、同性愛者を持つ家族が誤解を抜け出せるように支援している。メディアの取材に応じて一般市民に対して同性愛者への偏見をなくすよう呼びかけ、いつでも同性愛者から悩みの電話を受けるようにしている。こうした全ては、同性愛者の息子の存在によるものだ。 夏さんは河南省鄭州市に住む小学校の教師で、息子に大学の時にカミングアウトされた。その日、夏さんは一晩中眠れず、泣きながら息子の将来を心配した。翌日、夏さんは息子を連れて住宅区裏の山に登り、恨み言も言わず、泣きもせずに、午後いっぱい話し、耳を傾けた。「これは現実だ、自分や息子を苦しめる必要はない、と受け入れざるを得なかった」心雨さんは濰坊から来ている。去年11月に息子が自分にショートメッセージを送ってカミングアウトした。「お母さん、僕は同性愛者なんだ」。夫は息子が同性愛者だと知ると「あんな奴、死んでしまえ!」とヒステリーを起こした後、頭を抱えて泣き出したという。時間が過ぎた今でも、心雨さんは息子のカミングアウトの事を話すと思わず涙が溢れてしまうが、この涙は受容と理解の現われでもある。洛さんは山東省菏沢に住み、息子はまだ16歳だ。彼女は息子が同性愛という秘密を長い事隠す必要がなかったことを幸運と捉えている。「もし長い間隠していたら、どんどん辛くなっていただろう」。 唯一洛さんを心配させているのは、息子の将来だ。「息子は混乱した状況に直面しないだろうか。息子は将来、どうやって結婚し、子どもを持ったらよいのだろうか」。玉さんの娘は自分に同性愛傾向があるのに早くから気づいていた。彼女は多くの同性愛者のように、形式的な結婚をすることで世間に対応していた。両親や家族の前ではこの演技を続けていた。しかし結婚後しばらくして、夫の恋人がこの結婚に反対し始め、夫はしかたなく母親に真実を告げた。事情が明るみになると、彼女も長年の心の悩みを母親に訴え、母親も受け入れた。
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同性愛者は隠れた層の人々だ。中国ではすでに同性愛は刑事罰の対象でもなく、疾病とも考えられていないが、このグループは依然として伝統的な概念に苦しめられ、同性愛者の子どもを持つ多くの家庭は世間からの大きな圧力に押しつぶされそうになり、社会の片隅へと追いやられざるを得ない。しかし幸いなことに、現在では同性愛者の中にこの「暗闇」から抜け出そうと試み、様々な方法で同性愛者を理解し、徐々に自分の子どもの性格を受け入れ、子どもが新たなライフスタイルを追求しようと模索するのを支援する人々がいる。こうした同性愛者の母親たちに取材し、子どもたちの「カミングアウト」にまつわるエピソードを聞いた。中国新聞網が伝えた。(編集YH)

「人民網日本語版」2014年7月10日

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