3日午前10時8分、上海と上海沖合に位置する洋山深水港を結ぶ「東海大橋」と能源路との交差点で、1台の上海ナンバーの大型バスが横転した。現時点で、6人の死亡が確認され、43人が病院に緊急搬送された。負傷者は、浦東病院と市六病院臨港分院に分かれて搬送された。また、ヘリコプターによって瑞金病院と華山病院に運ばれた負傷者もいた。人民網が伝えた。
事故を起こしたバスは、上海巴士(バス)新聯誼旅遊客運服務有限公司が所有しているバスで、上海から嵊泗県(浙江省)に向かう途中だった。3日午後4時の時点で、瑞金病院と華山病院に搬送された4人の主な怪我は、骨折と靱帯損傷で、命に別状はなく安定した容態を保っているが、入院治療と経過観察が必要という。
〇事故車は観光用貸切バスではなく定期運行バス
事故を起こしたバスは、上海巴士(バス)新聯誼旅遊客運服務有限公司が所有しており、南浦旅客ターミナルから洋山深水港に向かう定期運行バスだった。バスの乗客は、洋山港から定期船に乗って嵊泗県に向かう予定の人々で、旅行社が企画したバスツアーの客ではなかった。事故発生時、バスの車体は中央分離帯にぶつかって横転した。運転席のフロントガラスは破損し、車体は変形、多くの乗客が、車内あるいは車の下で、車体に押しつぶされる格好となった。上海市消防局、警務航空隊、市衛生・計画出産委員会は、すみやかに事故現場に駆けつけ、救援作業にあたった。
事故発生後、上海市の楊雄市長は、負傷者の救援に全力であたり、事故原因解明のための調査を徹底するよう要求したほか、関連部門に対し、提携して善後処理業務をしっかり行うよう求めた。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年11月4日