「塩水は炎症に効く」とよく言われる。湖南省長沙市に住むある母親が、熱湯でやけどをした1歳の娘の患部に、炎症を抑えようと塩を塗り込んだ。処置を済ませた後、娘の容態が急変したため、慌てて子供を病院に運び込んだ。医療に関する知識がなかった母親は、火傷を負った娘の患部に食用塩を直接塗り込んだため、塩分が血液に吸収され、高ナトリウム血症を引き起こし、血液量減少性ショックが起きたのだ。入院した子供は、危篤状態に陥った。長沙晩報が伝えた。
長沙市赤十字会の教員を務める姜任新氏は、「『火傷には、石鹸、アロエ、歯磨き粉、しょう油、ゴマ油が効く』と巷では言われているが、決して安易に信じないことだ。火傷を負った場合には、流水で患部を冷やし、ただちに医師にかかること」と忠告している。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年6月24日