2014年12月20日午後、ある少女が歌を歌う姿が見られた。爽やかな容貌の彼女は心をこめて歌を歌い、「1曲1元(約19円)。お母さんを助けたいのです」と書かれた箱の中にはいくらかの小銭が入っている。周りの人の話によると、彼女は山東省成武県のある学校の13歳になる中学生で、名前は張晗という。成績もよく歌も上手な彼女は、現地のテレビ局の「春晚」(春節の年越し番組)に出演したこともある。去年、母親が肺ガンにかかり、父親は家の全ての家財道具などを売り払って治療にあてた。若い彼女も母親の治療費を稼ぐため、寒空の下で歌を歌って市民の支援を求めている。現場では彼女の家庭の状況を知る人が涙を誘う歌声を耳にして目を潤ませ、次々と寄付をしていた。中国青年網が伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年1月5日