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雲南省の両足を切断した「バスケットボールの少女」が水泳金メダル

人民網日本語版 2014年09月04日13:22

雲南省第10回障がい者運動会では1日午前、女子100メートル平泳ぎの決勝戦が行なわれた。スタートの合図と共に、第6コースのS6級の銭紅艶さんと女子SB5級100メートル平泳ぎに参加する他の2人の選手が水中に飛び込んだ。(注:SB5とS6は水泳競技における障がいの等級。平泳ぎにはSB1~SB9の9クラスがあり、自由形、背泳、バタフライはS1~S10の10クラスに分かれている)雲南網が伝えた。

銭紅艶さんには「バスケットボールの少女」というあだ名もある。この呼び名は2000年10月のある自動車事故に由来する。その事故で雲南省陸良県馬街鎮上荘村の4歳の女の子、銭紅艶さんが車の下敷きになり、骨盤から下を完全に切断する障がいを負うことになった。祖父が古いバスケットボールを切り開いて彼女の下半身にかぶせ、彼女が歩く時に両手で特製の木の補助器具を持って体を揺らしながら歩くことができるようにした。こうして彼女はバスケットボールの力を借りながら歩く生活を始め、皆は彼女を「バスケットボールの少女」と呼ぶようになった。

各界からの注目を集めていた銭紅艶さんは2007年、北京でリハビリ指導を受けた後で雲南省に戻り、「雲之南」青少年水泳クラブに選抜され、第1期の選手となった。銭紅艶さんは前回の雲南障がい者オリンピックで金メダル3枚を獲得し、2009年全国障がい者(18歳以下)水泳選手権では金メダル1枚、銀メダル2枚を獲得、2010年には浙江省紹興市で開催された全国障がい者水泳選手権で金メダル3枚を獲得している。(編集YH)

「人民網日本語版」2014年9月4日


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