貴州省雷山県丹江鎮水電村に暮らす李婷さんの家は、4階建てで5つの部屋を持つ木造の吊脚楼(重慶や貴州などの苗族、壮族、布依族、侗族、水族、土家族などの伝統的な家屋)だ。屋根は青い瓦で、庇には灯篭が飾られ、入り口や窓の桟には竜や鳳凰が刻まれている。李婷さんはこの家を「木の別墅(ヴィラ)」とユーモラスに語る。人民網が伝えた。
雷山県の各村にはこうした農家の「木のヴィラ」がますます増加し、村によっては数多く連なっている。なぜ「木のヴィラ」を建てるのだろう?郎徳鎮野宮村に住む陳徳貴さんによると、木造の家に住むのは雷山の苗族の伝統であり、民族文化を継承する必要があるだけでなく、木造建築は風通しがよく、健康にもよく、耐久性も高い。さらに現在、農村の建築においても消防施設を重視する防火意識が高く、木造建築に安心して居住することができる。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年4月1日