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日本・東京のビジュアル系ライブハウスを取材

人民網日本語版 2015年04月13日13:23

深夜0時、「marz」の入り口で列を作る人たち。chargeeeeee。バンドのBulb。Chargeeeeee。取材に応じるchargeeeeee。薄暗く幻想的な店内。暗がりの中で踊る観客。ビジュアル系DJ。
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東京・新宿の歌舞伎町に「MARZ」というライブハウスがある。「MARZ」は東京の多くのライブハウスの一つで、ほとんど毎週末に東京の様々なバンドが登場し、深夜0時の入場から早朝5時の閉店までライブを行う。詳しく観察すると、ライブを見に訪れるバンドファンはいずれも個人で訪れているようで、観客たちは静かに列を作って並び、ファンの間でのおしゃべりなどは少ない。新華網が伝えた。

取材に訪れた夜は5つのバンドがライブを行ったが、1980年代初頭に結成されたバンドのAUTO-MODや、bulbといった音楽界で有名な日本のビジュアル系バンドも含まれる。

Bulbのchargeeeeeeはヘビメタ専門のドラマーで、愛知県出身。13歳からロックバンドをはじめ、数多くの曲を作曲してきた。バンド生活ももうじき20年になる彼は既に20枚以上のCDを手がけており、音楽スタイルもポップからヘビメタまで幅広い。

Chargeeeeeeは1980年代末の米国の有名ギタリストMarty Friedmanの「インダストリアル」スタイルで欧州のすべての国で巡演したことがある。現在彼は20世紀末に日本で最も有名だったビジュアル系バンド「Malice Mizer」のギタリストkoziと共にZIZを再結成した。

Chargeeeeeeによると、音楽創作を一生涯続けるつもりだが、同時に舞台以外の普通の生活では礼儀に気を配り、一般の道徳のモデルになるよう心がけ、普通の人と同じように結婚して子供を持つといった普通の生活も必要だと語った。

日本では人々は公共の場では話し声を抑え、近くの人の迷惑にならないようにする。この静かな国が逆にノイズを「表現の自由」の一つの形式と認め、ビジュアル系バンドが大きく発展し、世界の音楽ファンに大きな影響を与えている。

静かな国の環境を脅かさないため、東京ではライブは現在、街角ではめったに行われず、一般に防音効果の高い地下のライブハウスで行われることが多い。これら地下のライブハウスを訪れるファンの多くは若者で、サラリーマンも含まれる。ファンはライブのある週末には平日の堅苦しいスーツと革靴を脱ぎ捨て、地下の薄暗い空間で日ごろのストレスを発散するのだ。

もっともライブを行うバンドマンの生活は非常に苦しい。彼らはアルバイトで生計を立てながら、インスピレーションに基づき創作を続けている。資金不足やバンドの頻繁な解散・再結成などから、ライブハウスで多くのファンを獲得しても、メジャーな音楽界にデビューしても引き続き長期間にわたる淘汰の試練に直面する。このため彼らはパフォーマンスで革新を続け、パンクからニューウェーブへ、インダストリアルと日本の東洋の要素の結合へ、といったスタイルが見られる。

また米国のR&Bや英国のクラシカルなロックスタイルと比べて、日本のビジュアル系は聴覚面の音楽やノイズの方法で芸術を追求するだけでなく、同時に視覚的にも濃いメイクや華麗なファッションで死や孤独といったテーマを表現している。(編集YH)

「人民網日本語版」2015年4月13日

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