奈良教育大学の研究者がこのほど、好きな歌を聞くと気前がよくなり、嫌いな歌を聞くと、ケチになるとする研究結果を発表した。中国新聞網が台湾・聯合新聞網の報道を引用して報じた。
研究者は、音楽が人の利他的な行為に影響を与えるかを実験し、実験に参加した男女は、嫌いな音楽を聞くと、ケチになり、音楽を停止しても気前がよくなることはなかった。
研究員は、「好きな音楽を聞くと利他的になるのに対し、嫌いな音楽を聞くと自分勝手になる。音楽の好みが感情の反応をコントロールしている」と結論付けている。
同研究ではさらに、女性より男性のほうが気前がよかった。また、研究者は、「歌詞の有無は気前の良さに影響を与えない」としている。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年12月4日