李克強総理(中共中央政治局常務委員)は7日、中国科学院と北京・中関村の「創業大街」を視察した。
李総理は「大衆の起業と万民のイノベーションを後押しすることは、無数の大衆の知恵と創造力を十分に引き出す重大な改革措置であり、国家の強盛、国民の富裕を実現する重要なルートだ。様々な束縛や桎梏を断固として取り除き、起業とイノベーションを時代の潮流にし、経済・社会発展の強大な新エネルギーを集める必要がある」と強調した。
李総理は中国科学院物理研究所で、基礎研究と独創的な成果について説明を受けた。超伝導実験室と電子顕微鏡実験室では、関係分野の研究開発の進展と設備の独自開発の状況を認め、評価した。
李総理は「基礎研究の深みと広がりが、国の独創的イノベーションの原動力と活力を決定する。この『土台』を突き固めて初めて、国のコア・コンピタンスという『ビル』をそびえ立たせることができる」と述べた。
李総理は中関村「創業大街」のコーヒーショップで、多くの起業家と交流。彼らの起業経験やイノベーションの考え方を尋ねた。また「インターネットプラス」の方法を通じた100万人余りの就職促進について「拉勾網」から説明を受けると、これを評価。「安定成長は雇用確保のためであり、起業・イノベーションは安定成長と雇用確保の重要な土台だ。全社会が積極的に環境を創出し、ソーシャル・イノベーション・プラットフォームを勢いよく拡大し、各種イノベーション要素の融合と相互作用を促進し、奮闘する起業家世代のイメージが中国経済の高度化に伴い、イノベーション・チャイナ、スマート経済の重要なシンボルとなるようにする必要がある」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年5月8日