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2人の若き起業家の悲喜こもごも

人民網日本語版 2015年08月28日09:43

2人の若き起業家の悲喜こもごも一万元(約18万7千円)以上稼げる仕事を退職したあと、3ヶ月足らずで黄経緯さんの起業した会社が正式に北京で開業した。湖北省恩施市出身の彼は中国民族大学哲学科を卒業し、コンサルティング会社、不動産会社、物流会社などを転々と5年勤務した。仕事は順調だったが、彼にはずっと夢があった。それは自分で起業することだ。彼と気の合う前職の同僚は英国帰りの修士卒の許沢宇さんだった。「90後」の許さんは英国から帰国して一年、会社を辞め黄さんと一緒に引越会社を立ち上げ、この会社を「e引越」と名付けた。黄さんはe引越をネットでの引越会社と位置づけた。きっかけは、中国の引越会社市場は多くの問題があるが、ニーズは非常に多い事を知っていた彼は何気なく日本の引越業界の羽振りが良いことを見つけた。これを機に日本に行き専門的に研究したあと、中国で引越専門会社を開業することを決断した。 起業には多くの困難が伴うものだ。2人は自分たちの貯蓄を持ち出し、友人からお金をかき集め、起業資金を捻出した。e引越のモデルパターンはオンラインで支払いを行ない、訪問サービスを行なうことだ。しかしまだ従業員を雇う余裕はないので黄さんは自分で出向く。一回につき3箱、彼にとっては大したことではない。e引越はドライバーやトラックを雇い、ウェブサイトを作成し、顧客がネットで発注できるようにした。黄さんは事務所で注文書を処理し、ニーズがあれば従業員と共に引越荷物を運び出す。黄さんは「従業員にいつもこう言っています。e引越が他の引越会社との違いは、細部へのこだわりと、引越作業中に荷物の破損を防ぐため、一つ一つの荷物を丁寧に梱包することです」と語る。こだわりのサービス、それは顧客の衣服でさえも自身で梱包する必要はなく、e引越が整理しながら箱に詰める。お湯一杯と弁当一つ、これが黄さんの昼食だ。e引越は20人のドライバーを募集したが、彼らはいつもは時間つぶししており、毎月の収入は不安定だ。e引越が彼らを雇ったあと、定期的にトレーニングを行ない、発注し、歩合制で月単位の給料を決める。写真は良い引越サービスについて、ドライバーをトレーニングする黄さん。黄さんは5000元(約9万4千円)で仕事場を兼ねた家を2か月借りた。100平方メートルに満たない仕事場はすでに事務所となっただけでなく荷物倉庫となっている。毎日、黄さんは段ボールを整理しなければならない。彼らの荷物は箱単位で課金されるので、料金システムが公開され分かりやすくなっている。彼らの仕事場には寝室がついているが、シングルベッドが2つ置いているだけだ。残業で遅くなるときは黄さんと許さんはここで休み、次の日に引き続き仕事に向かう。e引越を立ち上げて2か月あまり、今や毎日7-8件の発注があり顧客からも好評を得ている。黄さんはこの業界の将来を見据えている。というのはより大きな目標を計画しているからだ。ここ数日、黄さんはe引越への資本注入の依頼のため、数人の投資家に連絡をとった。投資家が動けば、彼らの会社はより盤石になるだろう。一日の仕事を終えると、日が暮れている。黄さんと許さん、若い起業家2人はソファーの上で休む。窓の外には家々に明かりが灯っており、階下の北京の景色を眺めながら明日の仕事の打ち合わせを続ける。成功への道のりには更なる紆余曲折があるだろう。しかし2人の起業家はしっかりと信念をもち、お互いに励ましあい、信頼している。頑張り続ければ、必ず成功が待っていると信じている。
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2人の若者のうち1人は「80後」(1980年代生まれ)、もう一人は「90後」(1990年代生まれ)、1人は国内有名大学卒業、もう一人は英国帰りの修士卒。共通の理想のために2人は恵まれた仕事を捨て引越会社を興した。人民網が伝えた。

従業員は彼らのみ、起業の痛みの中に喜びを捜している。(編集JK)

「人民網日本語版」2015年8月28日

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