四川省成都市錦江区で飲食店を経営している李平さんが最近、微信(WeChat)のモーメンツ上で「時の人」となっており、中には李さんの投稿を「教科書」にして、毎日勉強している人もいる。実は、李さんは今年2月に娘が生まれてからこれまで273日間、妻のために朝食を準備。そのおかずは600種類に上り、それを毎日微信にアップしているのだ。水餃子、包子(肉まん)、鴨の肝臓の炒めものなど中国料理から、タコスなどの西洋料理まで、なんでもある。その画像を見るだけで、まさによだれが出そうになる。華西都市報が報じた。
出産したてのころ、李さんの妻には病院で、妊婦のための食事が提供されたものの、「セリ科の多年草・当帰などの中国医薬も入っているし、まずかった」という。そのため、妻のために朝食を作ってあげることを思いついたという。
李さんは、「愛妻」のために作った朝食をこれまで、毎日モーメンツにアップしてきた。
愛妻に「お褒め」の言葉をもらえるようになった李さんが作る朝食はさらにレベルアップするようになり、栄養バランスなども考えて作るように。そして、その過程を携帯で撮影して、微信や微博(ウェイボー)にアップするようになった。現在、友人らは毎日、李さんの投稿を楽しみに待っている。
毎日違うメニューの朝食を作る李さんに多くの人が注目している。山東省青島市という遠く離れているところに住んでいるおばさんも、李さんにその作り方を聞くと同時に、「なぜ、以前は作らなかったのに、今は毎日作るようになったのか?」と質問。山東男児(勇ましい男というイメージ)の李さんは「嫁のためじゃないか」と照れくさかったという。
「人民網日本語版」2015年12月9日