青海省西寧市に住む「80後」(1980年代生まれ)の回族の馬生竜さんは社長として麺屋を経営している。いつも店に湯を取りにくる清掃員たちと雑談をしている時に、馬さんは清掃員の始業時間が早いため多くの人が空腹のまま道路を清掃していることがわかった。この状況を知ってから馬さんは海湖新区で作業をする清掃員全員に朝食の牛肉麺を無料でご馳走することに決めた。
11月25日から馬さんの麺屋では午前8時から午後10時まで、清掃員に対して無料で牛肉麺を振る舞う。麺を食べに来た清掃員は「冬の季節にこんな麺を食べることができるのは非常に暖かいがとても申し訳ないと感じる。無料で麺を食べることで社長の商売に影響しないか心配だ」と話す。
馬さんが清掃員に無料の麺を提供している話が広まるにつれ、ネットでは馬さんの売名行為だと疑う人が少なくない。馬さんは「心の中では気持ちが良いものではないが、やはり頑張って継続していく。食べに来てくれる清掃員がいることは自分にとって幸せなことだ」と率直に語った。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年12月4日