科学観測船「大洋1号」は12日に青島を出港し、中国大洋科学調査第39回調査の任務を開始した。今回の調査海域は南西インド洋の多金属硫化物探査契約区内にあり、モーリシャスのポートルイスに4回停泊する。人民日報が伝えた。
本調査首席科学者の李懐明氏によると、本調査第1-4航行段階の主要任務は「南西インド洋多金属硫化物資源調査契約」の着実な履行で、契約区内の多金属硫化物の調査を展開し、環境ベースラインおよび生物多様性などの調査を同時に実施する。第5航行段階では中央インド洋海盆のレアアース資源の調査を実施し、海洋堆積物・生態環境の調査作業を展開する。本調査では中国が独自に開発した中深度コアドリルと電流探知機を使用する。調査期間は205日を予定しており、航続距離は約2万カイリ。5段階に分かれ、国内外の38の科学研究機関から254人が参加する。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年12月14日